2007.03.10 Saturday
新しい仲間
タイトルの「新しい仲間」の核心に行き着くまで、若干の説明が必要になりますので以下に記します。
今日、近くのお魚屋さんに行ったんです。妻が牡蠣(カキ)のグラタンを作ってくれるということで。
せっかくだから新鮮な方がいいよねぇ、ということで、殻のついたカキを8つほど購入しました。殻がついているので、自宅でナイフやマイナスドライバー(これは魚屋の主人が推薦してました)でおりゃっ!とうまくこじ開けなくてはならないのですが、新鮮さを重要視してこの殻付きを買ったわけです。
家に帰り、牡蠣の殻を空けることに対して素人である我々は、左手に軍手をはめ、右手にナイフ(又はペンチ)を持ち、慣れない手つきで殻に挑みました。
しかしいかんせん素人。中々思うようには開かず、「ふぬぬぬぬぬ!」と力を入れようともビクともしない。魚屋の主人曰く、閉じている殻の隙間にうまくナイフを差し込み、ぱきっ!と空けるためにはそれ相応の慣れが必要とのこと。
そうこうしていると、ようやっと1つめの牡蠣の心を開くことに成功。以後、次々と殻を空けることが出来たのですが、なるべく身を傷つけないように空けるのは至難の業。
そんな奮闘を繰り返しつつ、ようやっと全ての牡蠣を開ききったところで妻が、
「これって食べられないよね?」
と、牡蠣の中からある物体を指さしました。見たところ1cm四方の透き通った塊で、牡蠣の内臓か何かかな、と思い、
「なんだか気持ち悪いからこれは取り除こう」
と提案すると、妻が、
「あれ?これ動いてない?」
と言うではありませんか。よーくみるとどうやらこの物体、細い足を8本もっていて、なにやらゆーっくりと動いている。
な・・・なんだこれは!と取り出してみるとなんとそれは、
カニ。
牡蠣に食べられたのか、それとも小さい時に牡蠣に取り込まれそのまま育ったのかよく分かりませんが、とにもかくにもこのカニ、ずいぶんと弱っている様子。
とりあえず食塩水に浸けてしばらく様子を見ると、もそもそ〜っと弱々しく動いています。元気がないためひっくり返ると自分で起き上がれないほど。
これはかわいそうだね、と思った我々は、近所のペット用品量販店「Petco」に出向き、ネットで調べた「人工海水塩」なるものと敷き砂利を購入しました。息も絶え絶えのカニのため急いで家に戻ります。
説明書を読み、水110gに対して4gの塩を溶かし(ガロンとポンドの表記なので換算に苦労しました。。。)、プラスチックの容器に砂利を敷き詰め、溶かした人工海水を注ぎ込み、弱ったカニを放流し、待つこと数分・・・
お!元気になった!
水を得た魚ならぬ水を得たカニ。みるみるうちに動き出し、先ほどとは明らかに異なって元気になっています。
それからしばらく経って、定期的に水を取り替えてますが、100%と行かないまでも、少しずつ元気になっています。
ということで、我が家に新しい仲間が増えました。
ちなみに名前ですが、カキから生まれたということで
カキ太郎
と命名しました。妻から「オスなの?」と素晴らしい突っ込みを入れられましたが。。。
ちなみに、何を餌にして与えればいいのかさっぱり分からず、カニの種類も分からないので、「増えるワカメ」とか「煮干し」を与えていますが、いいのでしょうか。。。もしカニに詳しい方いらっしゃったら是非教えてください!